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デザインのボヤキ 002回 「デザインベースの固め方」

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■デザインベースの固め方

001回で、デザインベース(=ラフ)の重要性を確認しました。

では、どうやってデザインベースを固めていけばいいのでしょう。
小難し話は嫌いなのでざっくり認識ですが、

  クライアントの要望
  デザイナーの閃きとか経験とか    です。

比率は勘ですが前者:9、後者:1です。
要望を形にするのがお仕事です。

クライアントの要望は、キッチリしてると要望書になってます。
が、大概は口頭ベースの「こんな風なのがいい」です。
(大人なのに。。。。)

クライアントの要望をいかに的確に掴み、具体的に引き出し、整理出来るかが制作に臨む前段階の鍵です。
特に、整理。

整理はつまり、お客さんの思考を要件書にアウトプットしてあげる行為です。
整理すると、9割内容を決定してくるクライアントさんの要望にも
冷静にツッコミが入って無茶なものじゃなくなったりしますしね。大事です。

制作担当者が理解できるものにしてあげると、ハッピーになります。
そうでない整理の仕方だと、結局「ゴミ完成」や「時間の浪費」に繋がりかねないです。
ソフトウェア制作とかディスカッションと同じく、要件定義、前提固めが大事です。

– – – – – – – – – – –

最初に要件定義をするのは、だいたい営業さんです。

  ・どんなのがほしくて(最終形
  ・払える額はこの位で(予算
  ・ここはこうしてほしい。んでこれとこれとこれは…(要望
  ・このくらいの数の案を見てみたくて(案数
  ・いついつまでには完成型がほしい(納期
  ・ただしココは注意ね(条件

っていうのを引き出してきます。
引き出してきてください。

デザイン制作における、6つの要件です。

この6要件は、すべて、デザイン制作の作業に、影響を及ぼします。

最終形
 → 完成イメージ。
   構成要素だけだったりすることも多い。
   キッチリイメージが決まってると、そのままラフになったりする。

予算
 → 予算があると「数案作ってくれ」とかになる。
   また制作物に求められるクオリティも変わる。フリー素材でいいのか、とか。
   納期にも影響ががががが

要望
 → 「ココはこんな風にしてほしい」ってやつ。
   これが少なければ少ないほど、クオリティが制作担当者のさじ加減次第になる。

ほしい案数
 → 複数案考える必要があるのか。

納期
 → 最終期限日時。時。
   納品、その前の最終チェック、その前の修正、最初の確認、当初の制作…と、
   最後から逆算して、制作に充てられる時間が決まります。

条件
 → ワガママ的要素。
   絶対盛り込んでほしい内容や、他とカブるからこれはダメって内容など。
   単純に「要件」として分類できない要素。

これを明確な内容に整理するのが、要件定義です。
デザインベースはだいたい固まってきます。採用案が絞られてきます。

なので、
営業さんはもちろん、
制作担当もこれらの受け取り方や、引き出し方を知っておくととてもステキです。

営業さんにくっついていく制作さんもいますよね。
(その話はまた別日)

制作担当者さんが要件を基にデザインベースを固めるには
  1.予算
  2.納期
  3.案数
  4.最終形
  5.要件
  6.条件 の順で話を整理していくとよいかとおもいます。

  「これぐらいの金額のお仕事なんだけど、いついつまでに○案こういうのが欲しくて、
   詳しくはこうこうこういったやつなんだわ。あ、ちなみにココ注意ね」
  といった具合です。

こう書いてみると、2つの表を作ればいいと思います。

  (1)要件定義の6要素の表
  (2)クライアントの要望、提示条件の表

表2は、表1の補足用です。項目数多そうなので。
(1)で要望と条件は「別紙まとめ」とか書いとくといいんじゃないかと。

各表には順番に1つ1つ項目を列挙して記載していけばいい。
段々と考えられる案の選択肢は狭められていくはずです。

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投稿者:

sejiijes

SEとWEBとデザインと事務処理に戯れる田舎会社員。

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